部屋の窓にカーテンをかけてる方は多いと思いますが、実はカーテンをロールスクリーンにすることで得られるメリットがあります。どんなメリットがあるかをご紹介します。
ロールスクリーンとは
カーテンとの違い
カーテンとは、ひだ状になって窓の上部等に取り付けるもので、横移動の動作で開け閉めを行います。
また、ドレープカーテンとレースカーテンの大きく2種類に分けられます。
(その他、ドレープとレースの中間の厚手のものも存在します。)
ロールスクリーンとは、ロール状になった布部をチェーン等で上下に操作して開け閉めを行います。
開けているときは、窓の上部にロール状に納まっているのが特徴です。
開け閉めの操作方法・見た目が大きく違う点として挙げられます。
生地の種類
カーテンの場合と同様で、ロールスクリーンも生地のタイプで役割が分かれます。
非遮光タイプ
非遮光タイプは、外からの光を柔らかく取り込んでくれます。
※レース生地とは異なるため、明るいのは窓側付近のみです。
選ぶ生地の色によって、光の入り方が変わってきます。
白やベージュといった淡い色など、色味の薄いもののほうが光を通します。
こちらのタイプはリビングやダイニング等で使用されることが多いです。
遮光タイプ
遮光タイプは、外からの光を遮ってくれます。
遮光には等級があり、完全遮光がもっとも光を遮り、数字が小さいほど光の遮り具合が大きいです。
光の遮り具合の強さ 完全遮光>1級遮光>2級遮光>3級遮光>非遮光
![](https://tsukitoji.com/wp-content/uploads/2021/09/image-9.png)
こちらに関しても、選ぶ生地の色によって多少遮光性が変わります。
ネイビーやチャコールグレー等の色味が濃い生地のほうが遮光してくれます。
こちらのタイプは、寝室などにおすすめです。我が家も寝室に遮光タイプを使用しています。
取り付け方法
カーテンの場合、カーテンレールに直接フックでひっかけますが、
ロールスクリーンの場合は布部と本体がセットになったメカを取り付けます。
ロールスクリーンの取り付け方は大きく3種類あります。
天井付け
![](https://tsukitoji.com/wp-content/uploads/2021/09/22077144_s.jpg)
天井付けと称されることが多いですが、実際は天井ではなく窓枠の上部に取り付けることが多いです。
窓枠内に納まるので、一番でっぱることもなく目立たない取り付け方法です。
デメリットとしては、窓全体を覆うことが出来ないため、窓枠(サッシ枠)が見えてきます。
カーテンのように、完全に窓枠を含めて全体を覆いたいという方は次の正面付けをおすすめします。
正面付け
![](https://tsukitoji.com/wp-content/uploads/2021/09/5181560_s.jpg)
正面付けとは、窓上部の壁や窓枠の見付け面(正面に見えてくる厚み部分)に取り付ける方法です。
実際は窓上部の壁に取り付けすることが多いです。
こちらの方法は天井付けとは異なり、ロールスクリーン本体が手前に出っ張ります。
こちらであれば、窓の大きさより一回り大きいサイズにすることで窓を覆うことが可能です。
カーテンレールを使った取り付け
カーテンレールに取り付け用のブラケットを固定して取り付けすることも可能です。
カーテンレールの形状によっては取り付け出来ないため、注意が必要です。
![](https://tsukitoji.com/wp-content/uploads/2021/09/image-8.png)
すでにカーテンレールがついている状態で、窓枠や壁にビス等の穴を開けたくない場合は
別途部材を用意する必要がありますが、こちらの方法も一つ選択肢として良い思います。
カーテンレールの有無にかかわらず、賃貸でも簡単に取り付け出来る取り付け方法で
下記の突っ張りによる方法があります。
突っ張り(賃貸物件におすすめ)
こちらの方法であれば突っ張れる場所があればどこでも取り付け可能です。
窓枠の内側で突っ張って取り付けするシーンが多いと思います。
突っ張りの場合はビスも不要で、ただ突っ張るだけです。取り付けも簡単。
我が家では、この突っ張りでロールスクリーンを取り付けています。
ロールスクリーンで得られるメリットについて
メリット
1.窓を大きく見せられる
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カーテンと異なり、ロールスクリーンは窓上部にコンパクトに納まるので、
開けたときに窓を大きく開放的に見せることが出来ます。
窓の外の景色を目一杯眺めたいときなどにはおすすめです。
2.プロジェクターで投影出来る
![](https://tsukitoji.com/wp-content/uploads/2021/09/1028014_s.jpg)
プロジェクターで投影するためには、大きな白い面が必要ですが、
家具が置いてあったりすると、壁ではきれいに映せないなんてことがあると思います。
そんなとき、ロールスクリーンをそのままスクリーンに代用することが出来ます。
窓側はもともと大きな家具が置いてあることは少ないと思うので、
絶好の投影場所になり得ます。
この場合は、白いロールスクリーンを選ぶことをおすすめします。
生地の遮光性は高いほうが良いと思います。
3.ホコリが溜まりにくい
![](https://tsukitoji.com/wp-content/uploads/2021/09/22076635_s.jpg)
カーテンの場合は、開けている時も閉めている時も床すれすれの位置にあるため、
摩擦でホコリが溜まりやすくなっていることがあります。
ロールスクリーンの場合は、開けている時はもちろんですが、
閉めている時も床に当たらない位置で止めることも出来るので、そのような心配はありません。
また、掃除機などで掃除をする際も邪魔にならないところもメリットです。
4.レースカーテンとの組み合わせで、レースカーテンを主役にも出来る
レースカーテンとドレープカーテンの組み合わせが最も多いと思いますが、
大きな窓がある場合、部屋の一面が厚手のドレープカーテンで覆われる光景に少々重たいイメージがあり抵抗がありました。
そこで、これは私の家で実際にしていることなのですが、ドレープカーテンはつけずに
窓枠にロールスクリーンを設置して、手前にレースカーテンを取り付けています。
このようにレースカーテンを主役にすれば、壁一面を覆っても重たいイメージにならず、
軽く明るい柔らかな印象になります。
日中はレースカーテンのみ閉めた状態にしておき、
夜になったら窓内のロールスクリーンを閉めて、外からの視線を遮るというようにしています。
デメリットはあるか?
横幅の採寸がシビア
カーテンの場合、多少横幅にズレがあってもヒダがあるので違和感が少ないですが、
ロールスクリーンはサイズを間違えると取り付けが出来ない可能性があります。
サイズを測って発注する際は、念入りに確認することをおすすめします。
開け閉めに少し時間がかかる
カーテンと比べると、ボールチェーン等での操作となるため少し開閉に時間がかかります。
ただ慣れると気にならなくなるので、個人的にはそこまで心配しなくても良いかなと思います。
処分するときは粗大ごみになる
自治体によっても異なると思いますが、ロールスクリーンを処分する際は粗大ごみ扱いとなるケースが多いようです。カーテンは燃えるゴミに区分されることが多いようなので、処分のしづらさはロールスクリーンのほうがあるかもしれません。
ただこちらも頻繁に起こることではないので、あまり気にしなくても良いかなと思います。
ネットでの購入方法
購入はネットショップからも可能です。
ネットの場合は自分で採寸して発注することになりますが、
下記のショップは採寸方法なども詳しく記載があるのでわかりやすいと思います。
私も下記のお店を利用して購入しました。
取り付け方法によって採寸方法や商品が異なるため、まずはどの取り付け方法になるかをご確認ください。
正面付け・天井付け・カーテンレール取り付けタイプの場合
非遮光タイプ
遮光タイプ
突っ張りタイプの場合
非遮光タイプ
遮光タイプ
おひとり3枚までなら生地サンプルも取り寄せ出来ます。
色の種類が多いので、悩まれる場合は生地サンプルを取り寄せて検討するのも良いと思います。
まとめ
インテリアの中でもカーテンやロールスクリーンは面で見えてくるものなので、
視覚的な影響がかなり大きいです。
ご自宅のインテリアに合わせて、ベストな選択が出来ればと思います。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
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