【旅行】寝台列車 サンライズ瀬戸・出雲

旅行

今回はふらっと1人旅で寝台列車サンライズ瀬戸・出雲に乗車した時の体験を書きます。
※2020年2月時点の情報です。内容によって変更となっている可能性もあります。

サンライズ瀬戸・出雲とは

現在日本で唯一定期運行している寝台列車

サンライズ瀬戸・出雲とは、山陰エリア・四国エリアと東京を結ぶ寝台列車です。
昔は、カシオペアやトワイライトエクスプレスなど人気の寝台列車がありましたが、
ほとんどが廃止されてしまい、現在定期運行しているのはサンライズのみとなってしまいました。
定期運行ではなく、臨時運行として残されている寝台列車はいくつかあるようです。

東京から高松駅・出雲市駅を結ぶ

東京駅で出発する段階では、14両編成でサンライズ瀬戸とサンライズ出雲は繋がっており、
下りは1~7号車がサンライズ瀬戸、8~14号車がサンライズ出雲となっています。(上りは逆)
サンライズ瀬戸とサンライズ出雲は岡山で分離して、
サンライズ瀬戸は高松駅を、サンライズ出雲は出雲市駅をそれぞれ目指して走ります。

じゃらんニュースより引用 https://www.jalan.net/news/article/459231/

新幹線とは異なり在来線を走るため、途中いろいろな駅で停車するのも特徴のひとつです。

いくらする?部屋の種類は?

サンライズ瀬戸・出雲に乗車するには、乗車券と特急券の他に、寝台券を購入する必要があります。
乗車券と特急券は乗る区間によって金額が異なりますが、
寝台券は利用する寝台によって以下のように料金が設定されていました。

《寝台券料金》
・シングルデラックス 13,980円
・シングルツイン 9,600円
・サンライズツイン 7,700円
・シングル 7,700円 ☚私はこちらを購入
・ソロ 6,600円
・ノビノビ座席 ※寝台料金は無料

私の場合、東京駅から出雲市駅までだったので、 
乗車券が12,210円 特急券が3,300円 寝台券が7,700円 合計で片道23,210円
かかりました。

ちなみに、特急券・寝台券で1枚、乗車券で1枚で、枚数は2枚でした。

部屋の種類については、私の方で利用した部屋以外の部屋の写真が撮影出来ず、
じゃらんニュースさんの下記サイトの写真がわかりやすかったのでURLを掲載しておきます。
(お力になれず、すみません)
▼参考URL じゃらんニュース
https://www.jalan.net/news/article/459231/

ノビノビ座席は寝台料金がかからないので一番コストは抑えられますが、
仕切りがカーテンのみで簡易的なので、私は少々抵抗があり鍵付きの他の部屋にしました。

配置について(2階建て)

サンライズ瀬戸・出雲は2階建てになっています。
各部屋の配置については、下図のようになっています。(JRおでかけネットのサイトより引用)

2階の方が駅での視線が気にならないことと、窓が湾曲していて空も見えるので
個人的にはおすすめかなと思います。

JRおでかけネットより引用 https://www.jr-odekake.net/train/sunriseseto_izumo/

購入方法

乗車に必要な各券はネット(えきねっと等)か駅構内のみどりの窓口から購入出来ますが、
部屋の場所まで選びたかったので、私はみどりの窓口で購入しました。
サンライズ瀬戸・出雲は人気のため、早めに購入が必要との前情報もあったので、
乗車予定の約2週間前に購入しました。
洗面台やデスク付きの一番豪華なシングルデラックスは空きがありませんでしたが、
購入予定だったシングルは1階も2階も空きがありました。

東京駅を出発

乗り場は?

サンライズ瀬戸・出雲は、基本的に9番線から発車のようです。私の時も9番線でした。
たまに臨時のときなど、8番線になることもあるようです。
特急だからといって新幹線のホームに行かないようにお気を付けください。

出発時刻は?

私の乗車した際は、22:00発でした。
今は2021年3月13日のダイヤ改正により現在は21時50分発となっているようです。

出発前に写真を撮りたかったので、私は出発の20分前ごろにはホームに到着していました。

ちなみに駅構内のコンビニ(NewDays)は通常は23時まで営業しているようですが、
今はコロナ渦で営業時間の短縮も考えられますので、あらかじめコンビニなどで必要なものは購入しておくことをおすすめします。

内部の探検

廊下の様子


廊下は思ったより狭い印象でした。
人とすれ違うことは出来ますが、その場合は少し体を傾ける必要がありそうでした。
(私が乗車したときは、誰かとすれ違うことはなかったのであまり心配いらないかもしれません。)

私の利用した部屋の様子(2階シングル)


部屋には鍵がかけられます。駅員さんがノックして乗車券等の確認に来る以外は
自分以外の人間が入ることはないので安心です。


2階は窓ガラスが湾曲していて、空まで見えます。
内部には洋服をかけられるフックとハンガーもありました。
ベットの横にスペースがあり、カバンなどの荷物を置くことも出来ます。


入口横には小さな机が付属しており、コンセントもあるのでこちらで充電が出来ます。
(袋には事前にコンビニで購入した朝ごはんが入ってます。)


2階シングルの部屋からの眺めはこんな感じです。
熱海駅を通るのは23時過ぎごろで、
人の少ない駅のホームを足を伸ばしながら眺められるのが非日常的で面白かったです。
もしホームに人がいた場合、座っている姿勢だと目が合ってしまいますが、
寝る姿勢になると隠れる高さに窓があります。(わかりにくい表現ですみません)


部屋ではラジオも聞けます。
私の場合はラジオを聞いたり、スマートフォンで音楽を流していました。
また、他の部屋の音はまったく気になりませんでした。

用意されていたもの

また、以下のものは部屋に用意されていました。
・薄手の毛布
・まくら
・スリッパ
・パジャマ

リンスインシャンプーとボディソープとドライヤーはシャワー室にありました。

ハンドソープは洗面台スペースに置いてありました。

また3号車と10号車にあるラウンジには自販機もあるので、
水やお茶であれば、車内でも購入することも出来ます。

自分で用意したほうが良いと思うもの

《無いと辛いアイテム》※女性目線

タオル  
シャワー室で使う用 車内で購入も出来ません。
・歯ブラシセット
ホテルみたいに用意されてはいません。
・化粧水類
・洗顔料やクレンジング 
洗面台無しの部屋の場合は、わざわざ洗面台までの移動が面倒なのでメイク落としはふき取りシートがおすすめです。
ヘアブラシ
用意されていないので持参していました。
朝食
途中の岡山駅で出前を、なんて方もいるようですが、
受け取れなかったら怖いので用意しておきました。

《なくても平気だがあると便利アイテム》

・シャンプーとコンディショナー  
私はリンスインシャンプーを少し疑っているので用意していました。
ドライヤー 
シャワー室に完備されているドライヤーの風量は微風です。全然乾きません。
この前情報もわかっていたので、折り畳みのコンパクトなドライヤーを持参しました。
酔い止め
新幹線と違って揺れます。乗り物酔いしやすい方は備えておくのが良いと思います。

シングルデラックスの場合はアメニティが充実しているので、
上記のように用意しなくてもよいアイテムが出てくると思います。
逆に、ノビノビ座席の場合は上記のアメニティの一部が用意されていないので、
事前にチェック頂ければと思います。

乗車後すぐにシャワーカードを購入するのがおすすめ

乗車すぐにこちらのシャワーカードを購入することをおすすめします。
こちらがないとシャワー室が利用出来ません。

お湯は6分間使えます。出し始めると6分間のカウントダウンが進むので、
スタート・ストップボタンで節約しながら使います。
シャワー室については、後述します。

購入する際はこちらの自販機から購入できます。(1枚330円)
シャワーカードには枚数に限りがあり、先着順となるため、早めに購入したほうが良いです。
シャワーカードの自販機は3号車10号車にあります。
私が乗車した時も何人か自販機の前に並んでいました。
1人1枚までの購入を促す張り紙もあり、何枚も買うのは他の人のためにもしないほうがいいですね。
6分間は短いように思えて、案外余裕でした。私はこのとき髪が長かったですが、問題なかったです。

一番豪華なシングルデラックスの場合は、シャワーカードが1枚ついているようです。

岡山駅にてサンライズ出雲とサンライズ出雲の分離

サンライズ瀬戸とサンライズ出雲の切り離しシーン

時間は朝6時半ごろだったのですが、多くの人が切り離しのシーンを眺めてました。
私もせっかくだったので眠いながらも起きました。

停車時間はどのくらいか?

岡山駅に到着したのが6時27分、サンライズ瀬戸の出発が6時31分、サンライズ出雲の出発が6時34分
停車時間はわずか7分ほどでした。
ここまで約8時間半乗りっぱなしだったので、外の空気を吸いたくて発車ギリギリまで外にいました。

シャワー室の利用方法


《シャワールームのごあんない》にしたがって、シャワーカードを差し込みます。

▲シャワー室の時間が6分と表示されるので、そこから利用が出来ます。


脱衣スペースはこんな感じ(といっても狭くて扉しか写っていない)です。
脱衣カゴも用意されていました。


私は1分25秒残して、シャワーを終えたようです。

シャワー室利用後は、《シャワールーム洗浄ボタン》を押すと、
シャワールームの洗浄がスタートします。この音が結構大きくて驚きます。

シャワールームに用意されているドライヤーの風はかなり弱いため、
ここでは最低限乾かしてから、自分の部屋で持参したドライヤーでしっかり乾かしました。

宍道湖を眺めながら朝食

9時半過ぎごろに宍道湖の横を通過します。
あいにくの天気でしたが、あらかじめコンビニで購入しておいた朝食を食べました。
部屋に冷蔵庫がないため、冬場ならまだ良いですが、
事前に用意しておくものは常温で保存出来るものが良いと思います。

出雲市駅に到着

朝の出雲

ここまで約12時間の長距離移動が終わりました。
何もしていませんが、達成感がありました。

サンライズ瀬戸・出雲 乗車の感想

良かったこと

・非日常感を味わえる
真夜中の在来線のホームを見れたり、電車で寝ながら移動しているという体験も新鮮でした。

・東京から電車1本で行ける
東京から出雲市まで他の手段で移動するとなると乗り継ぎも必要になりますが、
1本で行けるということもメリットの1つだと思います。

・朝から出雲市内を観光出来る
朝10時に出雲市に到着するので、初日から充実した旅に出来ると思います。

つらかったこと

・熟睡出来なかった
在来線で結構揺れるので、私は熟睡出来ませんでした。
いつも乗っている電車の座席に横になっているイメージです。
またベットも簡易的なので、翌日は身体が痛かったです。

まとめ

これまでサンライズ瀬戸・出雲の私の体験談について書きましたが、
乗ることでしか得られない非日常感は、ぜひ機会があれば体験してほしいと思います。

そのほか、乗車前に用意しておくものなど参考になる部分があれば幸いです。
またそのうち下車後の島根観光について書ければいいなと思います。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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