オフィス内装を扱う仕事を知りたい

転職
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転職活動中に選択肢としてあったオフィス内装の仕事をわかる範囲で紹介します。

私が転職活動中に考えていたのは工事ではなく設計職でしたので、今回の記事の内容は主に設計職にチャレンジしたい方向きになっていると思います。

オフィス内装の仕事

コロナウイルスが拡がり、各社の働き方が変化してきました。これまでは毎日オフィスに出社して自分の席で業務を行うことが当たり前でしたが、密を避けてテレワークを推奨されたり、今まで少しずつ取り入れられてきていたフレックスタイム制度の導入率も格段に上がってきているような気がします。

働き方が変わったら、オフィスはどうあるべきか。その問題を解決するために、オフィスの内装の仕事がさらに増えてきています。数年前から働き方改革で加速しつつあった分野ですが、この世の中の状況から、それほど関心がなかった企業でも目をそむけられなくなったという背景もあるかと思います。

オフィス内装の仕事をしている会社はどういう特徴があるのか、私の転職経験を振り返ってあげていきたいと思います。

顧客となる企業の違い

1.グループ会社を中心に仕事をする

大手企業の中には、グループ会社の工事を請けている子会社も存在します。そのような企業は基本的にグループ会社のオフィス内装を扱っています。一部、グループ会社にとどまらずに他社もターゲットにしていることも考えられますので、気になる方は社名に大手企業の名前が入っていたら、面接の際に《主要顧客がどういうところになるのか?》などを確認すると良いと思います。

2.他社の会社に向けて仕事をする

多くの企業がこちらに該当してくると思います。企業HPからの問い合わせや、顧客企業への出入りが定期的にあるなど、情報源は各社いろいろかと思いますが、自社の製品を強みにしていたり、特徴づけて提案業務を行っています。

オフィス内装を業務として扱っている企業の特徴を下記にまとめました。

扱う商材と強みの違い

1.オフィス文房具メーカー系

おもにオフィス文房具メーカーが多く参入していると思います。オフィス文房具メーカー系は、自社製品の提案と合わせてオフィス内装の提案が出来る点を強みとしていることが多いです。文房具だけではなく、資料を整理するのに使うファイルボックスから、それをしまう什器、オフィステーブルや椅子などの家具まで幅広く扱っていることも多いです。自社製品を提案することでコストメリットも得られますが、文房具メーカー系企業のオフィス内装部署は、あくまで自社製品を販売することを目的に出来た部署であることも多いため、自社製品を使わないと少々社内の目が気になるかもしれません。ただ、現在は競合他社も増えてきているため、そうは言ってられないと、自社製品以外の提案を行っている企業もありました。

2.機械メーカー系

印刷機などの機械をオフィスに導入しているメーカーも、インク補助など定期的に客先に出向くことがあるため、そこでオフィス内装の仕事を受注することがあるようです。機械系メーカーは、印刷機以外にも会議で使う大画面モニターやシステム遠隔で仕事が出来るツールなど、それぞれの企業に向けて製品を新しく作ることが出来るということも強みとしてあります。自社製品の提案と合わせて、自社製品をどのように導入すればさらに効率化出来るかを考えるオフィス内装の仕事は需要があるかもしれません。私が転職活動でお会いした企業では、まだまだ立ち上げたばかりでこれからといった感じでしたので、今後採用人数を増やしていくのではないかと思われます。

3.デザイン系

いわゆるアトリエ・設計事務所系です。建築をお仕事にされている方や、建築学生さんならご存知の方もいるかもしれませんが、《商店建築》という雑誌ではたまにオフィスを中心に取り上げることがあります。そこで掲載されている常連の設計事務所などの中にはオフィスに特化している事務所もあります。このようなデザイン系は、特別自社製品を提案するなどの縛り(ある意味強み)はありません。そのため、雑誌で掲載されるようなデザイン力であったり、普通のオフィスではなく真新しいオフィスを中心に扱っていることが多いです。普通のオフィスを作りたい企業であれば、わざわざこのようなデザイン系の会社に依頼するということもないかと思います。物件の難易度は高く、その分よくあるオフィスではない面白い空間づくりに携われるという特徴があります。

オフィス内装を仕事にするには

オフィス内装業種へ転職したい場合、面接で問われるのは大きく下記のような内容です。

1.図面作業経験があるか どの程度か

企業にもよりますが、自社で設計をしているケースで設計職を志望する場合は必ず聞かれると思います。しかし、オフィス内装は他の用途の建築物と異なり、平面図・展開図(一部)・家具図が主な図面となることが多いようです。オフィス設計では壁を立ち上げるような間取りを考えるより、家具をどう置くかのレイアウトを考えることが主な業務となります。設計経験が浅くても、レイアウト経験が十分であったり、図面がきちんと理解出来れば、合格の可能性が上がると思います。

2.工事監理経験があるか どの程度か

企業によっては、設計から工事監理まで一貫して一人の担当者が行うケースもあります。その際に現場の納まりの知識は大いに役立ちますので、アピール出来ると良いと思います。また、設計と工事監理を分業している場合の設計職でも、詳細図などを起こす場面もゼロではないため、現場の知識があると役に立つと思います。

3.内装・仕上げの知識があるか

オフィス内装は基本的に確認申請不要です。そのため新築の建物の意匠設計業務をされていた方でも、顧客との打ち合わせや調整業務の経験・スキルは評価されても、内装や仕上げの知識がなければ一から勉強することになります。そのため、これまで内装や仕上げを選定した経験の有無は選考に大きく関わると思います。

4.なぜオフィスがいいのか

オフィス内装設計は家具のレイアウト決めが主な業務です。たくさん壁を建てたり、住宅のように部屋ごとに区切ったりということは少ないです。あるとしたら会議室と給湯室を執務空間と分けるなどのイメージかと思います。家具のレイアウトで用途を決めるといった表現が正しいかもしれません。そのため、なぜオフィス内装がやりたいのか?という考えが定まっていないといくらスキルがあってもお見送りの可能性もあります。特に、これまでもっと大きな規模を扱っていた方ほど、なぜオフィス?と思われてしまうかもしれません。

オフィス内装設計の魅力

自分は本当にオフィス内装を仕事にしたいのか?と迷うこともあるかもしれません。私が転職活動中に感じた魅力をいくつか挙げたいと思います。

1.いろいろな企業を相手に仕事が出来る

自社以外の企業向けに仕事をしている会社の場合は、いろいろな企業を相手に仕事が出来ます。今まで私生活でよくお世話になっていた製品の製造会社やメーカーなどのオフィスを担当することもあるかもしれません。普段は覗けない企業のオフィスを覗くことが出来るのは貴重な経験かもしれません。

2.BtoBの仕事

BtoCと違い、基本的に土日休みのことが多いです。今までBtoCで土日出勤で、働く環境を改善したいという目的で転職活動をしている方にとっては良いと思います。ただ、企業によっては深夜工事の立ち会いもあり得ますので、そこは面接で確認するのが良いと思います。

3.オフィスが綺麗・働き方がきちんとしている

自分たちがオフィス空間を提案する仕事をしているため、オフィスは綺麗な事が多いです。また、働き方改革も率先しており、柔軟なことも多いです。今まで何社かお会いしましたが、どの企業も働き方に関してはかなり良い印象を受けました。

4.自分が手掛けた空間でより良いビジネスが生まれる

面接を受ける中で、大きなやりがいとして挙げられる部分はこの項目になります。いろいろな会社のオフィス環境を改善してきたからこそ、社員がもっと生き生きと働ける環境を提案出来るのだと思います。自分が手掛けた会社が発展していくことがあれば、大きなやりがいになると思います。

5.意匠設計よりもハードではない

意匠設計は行政との協議や確認申請書類をまとめるなど、業務量がかなり多いと思いますが、オフィス内装ではそのようなことはほとんどありません。内装に関して、消防に確認するなどはあるかもしれませんが、意匠設計と比べるとかなり少ないと思います。その分、継続していくつか物件を持つことになると思いますが、仕事の難しさは意匠設計職と比較するとそこまでだという印象を受けました。

最後に

今回はオフィス内装業務を仕事にする、というテーマで書きました。

私がなぜオフィス内装を選択肢に入れたかというとやはり働き方の面がかなり大きいです。建築業界は言わずもがなブラックです。扱う物件規模にもよりますが、ゼネコンでも月の残業時間が60時間超えなんてことは珍しくありません。

そんな中、私は将来を考えて働き続けられる会社を選びたいと思っていました。そして、仕事だけに追われる人生ではなく、プライベートもしっかり時間を確保したいと思っていました。そういう意味では。オフィス内装の仕事は、建築系(内装系)ですが、叶えやすいのではないかと思います。

転職で悩まれている方の参考になれば嬉しいです。

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